2011年3月13日日曜日

野党体質の政府

 今回の地震で痛感したのは、原子力院や東京電力の対応のまずさ。原子炉の状態や周辺住民に対する対応の悪さ。私は原子力のことは素人。何故、彼らは訳の分らない専門用語を駆使しているのだろうか。国民には分りやすい説明をしない限り、TVに出てこない方がまし。頭脳明晰、問題点先送り、の独りよがり。何でこんな人種が説明するのか不思議でならない。 彼らは、あらゆることを想定し、対応しているようなことを、TVで言っているが、何にもしてないに等しい。 さらに何か都合の悪いことを隠し、ズルズルと処置を延ばしているようにさえ見受けられる。放射性物資のデーター発表をTVで見ていると、二転三転し何が正しいのかわからない。 また、放射性物質も危険なものが隠されて測定されているのではないだろうか、と疑心暗鬼になってしまう。 実は、読売TV(静岡県以西)「たかじんのどこまで言って委員会」で、3/27福島電発の耐震基準をゲストが暴露。それによると“震度5”だとか。私が住んでいる富士宮市(震度6強の地震あり)の我が家ですら40年近く前に建築したが“震度7”で設計。彼らには安全に対する配慮が行われていないのでは? これって自分達が都合の良いように官(国)民(東電)癒着で決めた耐震基準。東北電力(女川)や中部電力(浜岡)の津波対策は、福島原発(東電)以上に慎重に決めている。危険なものを設置するなら、十分過ぎる安全性を確保すべきだろう。 静岡新聞(3/28)によると、「女川原発、福島と明暗」の記事に「津波に襲われた東京電力福島第一原発が、危機的な状況を続け住民に避難を強いる一方、より震源に近い東北電力の女川原発(宮城県)は安全に停止、被災した住民が避難所として集う」、とあった。そして同記事によると東電は「想定した津波は5.7メートル。沖合にそれより高い防波堤を設置した上で、海面から10メートルに設置」、「想定には設計当時の最新の知見を取り入れたが、はるかに超えてしまった」、とか。一方、「宮城県沖地震など幾度も津波に見舞われた三陸海岸にある女川原発で、東北電力は津波を最高9.1メートルと想定。海沿いに斜面を設け、海面から14.8メートルの高さに敷地を整備」。 東電(福島一号原発)は、国が決めた基準(官民癒着)のせいにしているが、東北電力や中部電力では、当時の考え方で本当に安全に配慮していることが伺われる。  静岡新聞(3/28)福島第一原発記事抜粋「炉心溶融を震災当日予測」政府「応急処置まで半日も」  経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の11日夜、東電福島第一原発事故に関して、3時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが27日分かった。また翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急処置を取る方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。政府文書や複数の政府当局者の話で判明した。 管直人首相は12日早朝、原子力安全委員会の班(まだら)目春樹委員長と予定通り現地を視察。政府与党内からは、溶融の兆候が表れた非常時の視察敢行で、応急処置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方も出ている。初動判断のミスで事態深刻化を招いた可能性があり、菅首相と班目春樹委員長(原子力安全委員会)の責任が問われそうだ。と記述されている。 朝のTVニュース番組(3/29)によると 28日、原子力安全委員会の斑目春樹委員長が同委員会で、菅首相の視察に関して「首相が『原子力について少し勉強したかった』とということだった」と発言。 菅直人首相は29日の参院予算委員会で、東日本大震災の発生翌日の12日午前に東京電力福島第1原発や被災地を視察したことで、原発から放射性物質を含んだ蒸気を排出する「ベント」などの初動対応が遅れたとの見方について「視察によって作業が遅延したということは全く当たっていない」と否定。  以上の内容で管直人は、日本国民を不幸にしていることが明白。震災状況を把握すると言う名目で、己の趣味、原子力について勉強しに行っただけでああった。そしてその後、東電に乗り込んで対策本部を置くときに言ったセリフが面白い。「私は、原子力について詳しいんだ」とか。 チョット待ってほしい。趣味のためにレクチャーを受けたのは良いが、震災時の対応で何を優先させるのかが分かっていない。これで一国のリーダーが務まるのだろうか? 一応、世間で言われる高学歴であるが、問題を先送りすることしかできないし、今何が一番大切か優先順位すら分っていない、無責任な輩に過ぎない。今の教育が塾一辺倒で、馬鹿でも子供に金さえかければ、高学歴を得られる日本。このままでは何も判断できない人間ができ、「今まで経験したことが無いので判断できません」と、当たり前のように言ってのける輩が増えてしまうのでしょうね。 政治家や指導者が「未曾有」な出来事だから、とか「想定外」な出来事だから手が打てない、では国民が不幸。
放射能汚染に対しても、細野首相補佐官曰く、「本当の数値を言うとパニックに陥るから言わなかった」とか。政府が国民に内緒にして、己だけが安全圏内に居ればよい。といった考えは、国民が黙っていないだろう。いずれにしても、早く、責任ある対応をしないと日本は沈没してしまうのは明らか。私が何もできないのが歯がゆい。     (注)掲載写真は政府広報やら東電から拝借

放射線物資の測定は誰がするのか?
 各地の放射線物資測定結果を国民に知らせるべきではないのだろうか。海外からの報道により汚染状況が知らされ、結果、日本でもシブシブマスコミや政府が公表、可笑しな国と思いませんか。
 韓国(KBC)のTV放送の翌日(21日)、日本でも一部報道があった。最近では、福島第1原発事故で各地の水道水や農作物から放射性物質が検出された問題を受け、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が独自に母乳の放射線汚染を分析、その結果を発表。その内容は「千葉県内居住の女性の母乳から1キログラム当たり36・3ベクレルの微量の放射性ヨウ素を検出、放射性セシウムは未検出」とか。それに対して政府は、この数値なら、100ベクレル以下なので安全だとか。
チョット待ってほしい、本来なら民間が測定する前に政府機関が、測定して公表するのが筋だろう。
工業製品についてもそうであろう。例えば風評被害にあっている、自動車の輸出も民間団体が放射性物質を測定して安全証明をするとか。政府がドジった政策に対して全部民間任せ。これで増税でもされたらタマッタものではないのでは?

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